エアコンクリーニングをご依頼いただくとき、当店がほぼ必ず確認させていただくのが「お掃除機能付きのエアコンですか?」という質問です。じつはこの違いひとつで、クリーニングの作業内容も料金も大きく変わります。とはいえ「自分の家のエアコンがどちらのタイプか分からない」という方はとても多く、お問い合わせでもよくご相談をいただきます。
この記事では、宝塚市でエアコンクリーニングを行っている猫の手本舗が、お掃除機能付きエアコンの見分け方を写真付きで詳しくご紹介します。順番にチェックしていけば、ほとんどの方はご自宅で確認できるはずです。
確認方法さえ知っていれば、ご自宅で1〜2分でチェックできます。賃貸物件に最初から付いているエアコンの確認にも使えますので、ぜひこの機会に覚えていってください。
この記事の目次
そもそも「お掃除機能付きエアコン」とは?
お掃除機能付きエアコンとは、フィルターに溜まったホコリを自動で掃除してくれる機能(フィルター自動お掃除機能)が付いたエアコンのことです。各メーカーが2000年代から搭載を進め、いまでは中級〜上位モデルを中心に広く普及しています。
仕組みは大きく2タイプに分かれます。
- ダストボックス式:ブラシでフィルターのホコリをかき取り、本体内のダストボックスに溜める。定期的にボックスのゴミ捨てが必要
- 自動排出式:かき取ったホコリをホースを通じて屋外へ自動で排出する。ゴミ捨て不要
どちらもフィルター掃除の手間を減らしてくれる便利な機能ですが、そのぶん本体の内部に「お掃除ユニット」と呼ばれる機械部品が組み込まれているのが特徴です。この構造の違いが、クリーニング料金の違いにつながります。
なぜクリーニング料金が変わるの?
お掃除機能付きエアコンは、フィルターの手前にブラシ・モーター・配線・ダストボックスなどのユニットが取り付けられています。内部の熱交換器や送風ファンを高圧洗浄するには、このユニットを傷めないよう丁寧に取り外す必要があり、通常タイプに比べて分解・組み立ての工程が大幅に増えます。配線やセンサー類も多く、慎重な作業が求められるため、多くのクリーニング業者でお掃除機能付きは別料金の設定になっています。
猫の手本舗では、一般エアコンが9,900円(税込)/台、お掃除機能付きエアコンが17,600円(税込)/台です。最新の料金やオプションはエアコンクリーニングの料金ページをご確認ください。
2つのタイプの違いをまとめると、次のとおりです。
| 一般エアコン | お掃除機能付き | |
|---|---|---|
| クリーニング料金(税込) | 9,900円/台 | 17,600円/台 |
| 作業時間の目安 | 約1.5時間 | 約2時間 |
| フィルター掃除 | 手動 | 自動(ユニット搭載) |
| 内部構造 | シンプル | 部品が多く複雑 |
ご予約の段階でタイプが分かっていると、正確なお時間とお見積りをご案内できて、当日の作業もスムーズです。それでは、3つの確認方法を順番に見ていきましょう。
見分け方① 前面パネルを開けて本体を見る
いちばん確実なのは、エアコン本体の前面パネルを開けてみる方法です。前面パネルは多くの機種で、左右の下側に指をかけて手前に持ち上げると開きます(運転は停止してから行ってください)。
フィルターがすぐ見えたら「お掃除機能なし」

パネルを開けたとき、網状のフィルターがそのまま見えていて、手で軽く持ち上げるだけで取り外せる状態なら、お掃除機能なしの一般タイプです。ご自身でフィルターを外して水洗いした経験がある方は、ほぼこちらのタイプと考えて大丈夫です。
機械部品があれば「お掃除機能付き」

パネルを開けたとき、フィルターの手前にダストボックスやブラシユニットなどの機械部品があり、フィルターがすぐに取り外せない構造になっていれば、お掃除機能付きです。見た目が明らかに「機械が詰まっている」印象になるので、比べてみると違いはすぐに分かります。
なお、機種によってはパネルの開け方が特殊だったり、ユニットに無理な力がかかるとエラーや故障の原因になることもあります。内部の確認は「見るだけ」にして、部品を外そうとしないのが安全です。
見分け方② リモコンのボタンを確認する

高い場所のパネルを開けるのが難しい場合は、リモコンからも判断できます。リモコンに「フィルター掃除」「手動おそうじ」といったボタンがある場合や、メニュー画面の中に「フィルターお掃除」という項目がある場合は、お掃除機能付きです。
「内部クリーン」ボタンは別物なので要注意
ここでとても多い勘違いが「内部クリーン」ボタンです。内部クリーンは、運転停止後にエアコン内部を送風などで乾燥させてカビの発生を抑えるための機能で、フィルターを掃除する機能とは別のものです。最近は多くの機種に搭載されているため、内部クリーンボタンの有無だけでは、お掃除機能付きかどうかの判断はできません。「フィルター」という言葉が入ったボタンや項目があるかどうか、を目安にしてください。
見分け方③ 型番からメーカーサイトで調べる
本体もリモコンも確認しづらい場合は、型番から調べる方法があります。型式(型名)は、エアコン本体の下側(風の吹き出し口の近く)に貼られたシールに記載されています。「AS-X401L」「MSZ-ZW4021S」のような英数字の組み合わせが型番です。
この型番をメーカー公式サイトの検索窓に入力するか、「型番+お掃除機能」でインターネット検索すると、その機種の仕様ページや取扱説明書が見つかります。仕様欄に「フィルター自動お掃除」「お掃除ロボット」などの記載があれば、お掃除機能付きです。
注意したいのは、同じメーカー・同じシリーズでも、年式やグレードによって機能の有無が分かれることです。「上位モデルだから付いているはず」と思い込まず、お手元の型番で確認するのが確実です。
メーカーごとの機能名称(一例)
「お掃除機能」の呼び方はメーカーによってさまざまです。カタログや取扱説明書では、たとえば次のような名称で記載されています。型番検索のときの手がかりにしてください。
- パナソニック:フィルターお掃除ロボット
- ダイキン:フィルター自動お掃除
- 三菱電機:フィルターおそうじメカ
- 日立:自動お掃除
- シャープ・東芝・富士通ゼネラルなど:フィルター自動掃除(おそうじ)機能
年式によって名称が変わることもありますが、いずれも「フィルター」と「掃除」という言葉が入っているのが共通点です。
「お掃除機能付きだから掃除不要」は誤解です
お掃除機能付きエアコンについて、もうひとつお伝えしたい大切なことがあります。それは、自動で掃除してくれるのはフィルターのホコリだけということです。
エアコン内部の熱交換器(アルミフィン)や送風ファンには、冷房時の結露による水分と空気中のホコリが合わさって、カビ汚れが少しずつ蓄積していきます。これはフィルターより奥の話なので、お掃除機能では取り除けません。むしろお掃除機能付きは内部の構造が複雑なぶん、ホコリや湿気がたまりやすい面もあります。
「お掃除機能付きだから何年もお手入れ不要」と思っていたら、吹き出し口に黒い点々(カビ)が見えてきた、風がカビ臭い……というご相談は実際とても多いです。お掃除機能の有無にかかわらず、においや黒い汚れが気になってきたら内部の分解洗浄のタイミングとお考えください。
お掃除機能付きにも日常のお手入れはあります
ダストボックス式の場合、ボックスに溜まったホコリは定期的に捨てる必要があります。ボックスがいっぱいのまま使い続けると、フィルター掃除がうまく働かず、かえってホコリが溜まる原因になります。取扱説明書に沿って、シーズンごとにボックスとブラシ周りを確認するのがおすすめです。
また、クリーニング後のきれいな状態を長持ちさせるには、冷房を使った日に「内部クリーン」や送風運転で内部を乾燥させるのが効果的です。内部クリーンは”お掃除”ではありませんが、カビ予防としてはとても頼りになる機能です。
どうしても分からないときは、型番か写真をお送りください
ここまでの方法で判断がつかなくても、ご安心ください。無理に確認していただく必要はありません。
猫の手本舗のお問い合わせフォームには「エアコンの型番」の記入欄と写真添付の機能があります。型式を書いていただくか、エアコン本体やリモコンの写真を送っていただければ、こちらでタイプを確認して正しい料金をご案内します。「見分け方が合っているか不安」という場合も、写真を添えていただければ確認いたします。
まとめ:3つのチェックポイントで確認できます
- 前面パネルを開けて、フィルターがすぐ見えれば「なし」、機械部品があれば「あり」
- リモコンに「フィルター掃除」系のボタンがあれば「あり」(内部クリーンは別物)
- 型番からメーカーサイトや取扱説明書でも確認できる
- お掃除機能付きでも、内部のカビ汚れは溜まるので定期的なクリーニングが必要
- 分からなければ、型番の記入か写真の添付でご相談を
猫の手本舗は、宝塚市・伊丹市・川西市を中心に、お掃除機能付きエアコンのクリーニングにも多数対応しています。見積りフォームなら、台数とメニューを選ぶだけでその場で合計金額を確認できます。空き状況カレンダーも掲載していますので、お気軽にご利用ください。
▼あわせて読みたい
フィルター自動お掃除機能の見分け方(かんたん版ガイド)
送風ファンが2つ以上あるエアコンとは?見分け方とクリーニング料金
エアコンクリーニングの料金・作業内容